●児童が描く未来への夢
平成26年度に第14回コミュニティ懸賞作文『未来』コンクールで、小学生の部最優秀賞に選ばれた作文です。
「棚田から見る日本の未来」 6年 MK
ぼくは清里区棚田に住んでいます。棚田地区は,その名の通り田んぼが階段のように広がっていて,近くを流れる川はきれいだし,自然が豊かです。そして,その自然を生かして稲文字もさかんです。 今年の夏,日本全国で大雨による災害がたくさん起きました。ぼくの住む地域でも大雨になったら同じようなことが起きるのか心配になります。今はだいじょうぶでも,どんどん山がけずられたり,川が土砂でうまってきたら,どうなるかわかりません。 棚田地区がそんな風になるころには,日本全体も工場が増えたり,最新機能の機械や道具が増えたりして,地球温暖化が進み,もっともっと自然災害が増えているにちがいありません。 ぼくが住んでいる棚田地区は都会の人から見れば不便なところかもしれません。でも,棚田では自分の家で育てたおいしいお米や野菜を,いつでも食べることができます。家の近くでつりや虫取りができるので,わざわざ車で出かける必要がありません。夜は星がとてもきれいに見えます。 こんな棚田のよさを日本中のみんなに知らせて,日本から自然をなくさないようにすれば,未来の日本はもっと住みやすくなると思います。科学技術はどんどん進歩していくと思いますが,その技術を生かして災害や事故を未然に防いだり,日本と外国が仲よく貿易をしたり,悪い病気が流行らないようにしたりできるといいです。 豊かな自然があちらこちらに増えて,どの町のどの家の人も平等に幸せに暮らして,さらに日本が外国と仲よくなっている,そんな未来が棚田からは見えてくるし,本当に実現するといいなと思います。
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