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道徳の授業研究 4年生「10才のプレゼント」



 6月29日(月)、今年度第1回授業研究会が行われました。今年度の清里小学校のテーマは、「自己を見つめ、考えを深める児童の育成~対話を通して『かかわり』の中で考えを深める学習デザイン」です。道徳の授業づくりが、研究の対象です。
 4月以来、昨年まで取り組んだクラス会議を活かし、対話を中心とした道徳の学習をデザインしてきました。今回、4年生では「10才のプレゼント」という資料をもとに、対話形式の道徳の授業に挑戦しました。
 対話の中心となる「問い」は、「(お父さんは)どうしてこのようなプレゼントを贈ったのでしょうか?」



 お父さんは、主人公の10才のプレゼントにおもちゃやゲームソフトなどものでなく、「奥秩父の山々の日の出の景色」を贈ったのです。
 子どもたちは「写真や映像でなく、本物の雰囲気を感じてほしかった」「瞬きできないくらいのきれいな景色を見せたかった」「写真や映像では、本物のきれいさを感じることができない」などと、対話をしていました。
 



 授業後、職員と上越教育大学の先生2人が加わって、子どもの姿を中心に協議会をしました。その中で、次のような話がでてきました。
 「お父さんでなく主人公を主語にして問うと、主人公の気持ち、お父さんからもらったプレゼントへの思いを感じ取ることができたのではないか」「子ども同士質問し合っていく中で、『景色のきれいさ、美しさ、本物のよさ』などを様々な言葉に置き換えて発言できていた」など・・・。
 次回は3年生です。今回の授業の課題を3年生の公開で活かし、よりよい子どもの姿を求めて、教職員が同僚性を発揮して授業デザインをしていきます。


2020年06月30日